Diary
05年01月26日 朝起きると雪が降っていた
今日は先生の話を少し。
本日、俺が所属する研究室の先生が亡くなられました。
いつも『何度も死にかけてるボロボロの体だから、50まで生きられたとしたら
それは普通の人が80、90まで生きたのと同じくらい価値のあることなんだ。』と、
冗談みたいに俺に言ってたわけで、本当にその価値があったと納得していたのか…
多分、そう納得しようとしてたんだろうなぁと俺は思います。
学部連中は一昨日のS先生の話を聞いてなかったから、覚悟が薄かったでしょう。
ノブはどこまで聞いていたかわからないけど、S先生の話のニュアンスから、
もうどうにもならないんだろうなってのを感じてたんだろうと思う。
俺は一週間かそれくらい前に『抗ガン剤が効かなかったと言う事です。』と言う話を聞いていた。
最後の手段、シスプラチンに移ったけれども、結局、弱った体には辛かったってことなのか。
せめてもう一度くらい会っておきたかったと思ったけど、本人があまり会いたくないと言う事だから
仕方なかったと諦めるしかなかった。
どうしても会いたいなんて言ったら、もうダメなんだろうなって認めることになるからイヤだったし。
恨んだりとかそういうことは欠片もないけど、
せめて学部の発表が終わるまでは、頑張っていて欲しかったかな。
先生、3年間使っていただき、ありがとうございました。